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カイジ ファイナルゲームを観た感想を書いてみる
せっかく観たのでブログの本題とは離れますが、箸休め的な感じで感想を書いてみようと思います。
あらすじ
まずは公式サイトから。
2020年、国を挙げて盛大に開かれた東京オリンピックの終了を機に、この国の景気は恐ろしい速さで失速していった。
今この国では、金を持つ強者だけが生き残り、金のない弱者は簡単に踏みつぶされ、身を寄せ合うことで何とか今を生きていた―。
自堕落な生活を送っていたカイジは、派遣会社からクズと罵られ、薄っぺらい給料袋を手渡される。憤りを感じながらも一缶千円に値上がりしたビールを買うかどうか迷っていた。
「久しぶりだね、カイジくん」「ハンチョウ?」
声をかけてきたのはスーツに身を包んだ大槻だった。帝愛グループ企業のひとつを任される社長に出世したという。
「カイジくん。君もこんなところでくすぶっているタマじゃないだろ?」「何が言いたいんだ?」「実はワシと組まないかと思ってね」
大槻が見せたのは一枚のチラシだった。【第5回若者救済イベント開催!バベルの塔】金を持て余した大金持ちの老人が主催するイベントで、一攫千金のチャンスだ。
「こんなもの無理だ!運否天賦のゲームで作戦の立てようもない」「その通りだよ。だが裏を返せば、カラクリがわかっていれば勝てる可能性があるわけだ……」
ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…運命の歯車は動き出した。カイジを待ち受ける未来は天国か地獄か?日本中を奮い立たせる最後のギャンブルが今始まる―
カイジ公式サイトより引用。
まだ観ていない人は観るべき?
総合的に言うと、観てみることをおすすめします!
…が、良いところ悪いところありました。
記事の後半でまとめていますので、参考にしてみてください。
簡単に言うと、カイジらしい高度な頭脳戦を見たい!という人が見たときに満足できるかというと、物足りなさを感じることは間違いないだろうなとは思いました。。
その反面、後半のテンポの良さは観ていて心地よく、おすすめできると個人的に思いました!
ちなみに先日、日本テレビでカイジの前作を放映していましたよね。
実はoniyanカイジは今まで観たことがなかったので、この機会に観てみました。
(その時点で偉そうにもの語る権利もないような気もしますが…笑)
そんなもんなので、前作とやはり比較してしまうんですよね。
比較するとどうしても頭脳ゲームとしての視点では物足りなさを感じてしまいました。
頭脳ゲームにもう少しカイジらしさが欲しかった
ネタバレになってしまうといけないのであらすじや具体的な内容は記さずに述べていこうと思います。
※それ難しくね?って思っているのはここだけの話ですが。笑
物足りないと感じたのはカイジが敵に勝利するために仕掛けたトリックや仕掛けの部分。
綿密に練られた作戦に敵を見事に誘導しながらも相手が優勢と相手に思い込ませる。
敵に勝利を確信させたのちに、実はカイジには大逆転への道がまだ残されていた。
みたいな、観ている側をも騙していくような緻密でかつ、大どんでん返しを見せてくれるトリックをやはり期待してしまうんですよね。
今作には、いくつかのゲームが登場します。
確かにいくつかのトリックを用いて勝利する、という点は間違いないものの、なんというか運の要素が強いような印象を受けました。
敵からしたときに、何も打つ手なく負けました、完敗です。と言わせるようなトリックではなかったなと思ってしまう点は正直残念なところでした。
お金や運で勝つのではなく、「頭脳」で勝つという頭脳ゲームらしさをもっと味わいたかったです。
伏線の回収が心地良い
頭脳ゲームとしては確かに物足りなさが残る作品でした。
ただ、感心したのが伏線の回収です。
作品のあちこちに散りばめられていた伏線が作品の後半でサクサクっと回収されていく様は観ていて心地よく、感心さえしてしまうほどでした。
私が決して映画などの映像作品に詳しくないからそう感じるのかもしれませんが、どの伏線も伏線と感じさせない程、作品の流れに馴染んでおり、あのときのあれか!!というのが随所に散りばめられていたのは非常に観ていて面白かった点です。
結論:まだ観ていない人は映画館へ!
カイジらしさを求めている人は物足りなさを感じてしまうでしょう。
ただ、それを差し引いても作品後半のテンポの良さや心地良さは味わう価値があるのでないかと思います。
総評としては十分満足できる作品でした!
まだの方は是非映画館へ!