【転職】転職時の選考、どんな流れ?

転職

転職時の選考フローを解説!

転職サイトや企業の採用サイトから求人に応募した後には、転職活動のメインイベントである選考フローが待っています。
転職の際の選考はどのような内容、どのような順番で行われるものなのでしょうか。

転職経験者の筆者が解説します!

まずは選考フローから!

さて、転職サイトなどから求人に応募した後、基本的には以下の流れになります。

転職エージェント内での選考

いきなり出鼻をくじかれた方も多いのではないでしょうか。

そうなんです。応募したら書類選考だと思いますよね。
その場合もありますが、転職サイトからの応募の場合は、転職サイト側でまず選考(書類)があります。

この段階で、明らかに求人の対象からかけ離れているような応募者がふるいにかけられます。
例えば、プロジェクト管理の即戦力募集、などの求人に社会人2年目や3年目の人間が応募した場合。
この場合、募集対象は明らかに30代〜40代の経験豊富な即戦力を求めています。

転職サイトに求人を掲載している企業はいい人材を繋いでくれることを期待して転職サイトと契約しています。
そこに全く募集対象でない人材を転職サイトから紹介されたら…
そう考えると頷けますね。

人によっては残念なことに、希望企業の人間の目に触れるまでもなくお祈り…なんてことも有り得てしまいます。

やはり自身に合った求人に応募することが大切です。

書類選考

ここから先は応募した企業側での選考となります。

書類選考として、事前に提出した職務経歴書を使っての選考が行われます。
職務経歴書には略歴や転職理由など、一通りの情報を記載しますし、この後の面接も職務経歴書の記載内容に沿って質疑されるのが一般的です。

色々考えて記載するのは中々骨の折れる作業ですが、ここに力を入れることも内定への近道となります。

しっかりと記載しましょう。

面接

書類選考に通過すると面接に進むのが一般的です。面接は全部で2回実施する企業が多いです。
企業によっては3回実施するところもありますが、反対に1回で終わるような企業はほとんどなかった印象です。

形式はすべて個人面接です。就職活動の時のような集団面接はありません。

面接官は現場→人事の順が多く、3回の場合は人事面接が増える印象でした。

面接で聞かれることについては後ほどまとめます。

適性検査(筆記試験)

適性検査も必ずと言っていいほど行われます。紙のところもあれば、WEBのところもあります。

実施タイミングについては、面接の間、すなわち一次面接と二次面接(最終面接)の間に実施する企業が多かったように思います。

実施にも当然お金がかかるので、ある程度応募者を絞り、かつ最終決定前である最終面接前に実施することが多いのだと思います。

ちなみに、実態はよくわからないものの、試験の成績についてはあまり見られていないのではという印象を受けました。(出来が良くないのに受かった、なんてことも多々ありました。)

 

さて、ここまで全体のフローを見てきました。
私が素直に思ったこと、それは「新卒の就職活動よりよっぽどフローが短い」です。

新卒の就職活動では
説明会→書類選考→適性検査→グループディスカッション→集団面接→個人面接(2回)
なんてザラでしたので、転職時の選考の方が楽だななんて思いました。笑

面接では何を聞かれる?

私がいままでお話ししてきた選考フローについては、意外と皆さん目に触れる機会があると思います。
(すなわち、どのようなフローで選考が進むかイメージできる)
ですが、面接での質問内容はどうでしょうか。
あまり耳にする機会もないかと思いますので、(私がそうだったので…)ここでまとめておきたいと思います。

自己紹介

自己紹介って、着席する前に名乗るアレじゃないの?って思った方、残念です。

新卒の就職活動の時とは少し勝手が違います。
憶えている方はなつかしさを感じると思いますが(笑)、新卒の面接って、面接官がすでに室内で待機していて、そこに2回だか3回だかイマイチパッとしないノックを恐る恐るして入室しますよね。笑
椅子の横に立って、「◯◯大学のoniyanと申します。本日はよろしくお願いいたします。」なんて挨拶すると、
「どうぞお座りください。」なんていうやりとりがあるわけですね。なつかしい…。

一方で転職活動における面接は、まず自分が部屋に通されてから面接官が入ってきます。
自然な流れで名乗るくらいはあっても、新卒の時のように椅子の横で直立不動で挨拶するなんてことないわけですね。だいたいは簡単な挨拶の後に着席するように促されます。

面接の一発目に聞かれる(言われる)こと。

それが、「1分程度で簡単に自己紹介してください。」です。

「自己紹介」と言われると途端に難しく考えてしまいがちですが、
そんなに難しいことを言う必要はありません。
大学卒業から前職での仕事内容を簡単に説明するような形です。

現在(前職)の仕事内容

続いて聞かれるのが、現在(前職)の仕事内容です。

こちらは職務経歴書に記載する内容でもありますので、基本的には職務経歴書の記載内容の確認や具体的な職務内容を聞かれるような形となります。
事実ベースで答えていけば良いので、特に身構える必要もありません。

転職を考えた理由

さて、oniyan的には合否に最も影響を与えると思っている、「転職理由」です。

答える時のポイントとしてはマイナスイメージを与えるような答えをしないことです。
どんなに現職が恵まれていない環境であったとしても、それをそのまま言葉にしてしまうと、どうしても面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。
「給料が安い」や、「残業が多い」などをそのまま言葉にするのは控えましょう。
正直な話、転職する人の理由の最上位は収入面での不満だと思います。
ですが、これを前面に出した回答は当然良い印象を与えません。
本音と建前を上手く使い分け、良い印象を与えられるような回答をしましょう。

ちなみに、よくやってしまうNG回答として、
プラスな印象の答えはできたが、その会社を志望した理由が明確ではない。
というパターンです。
転職においても「弊社である理由が不明瞭であった」などという理由で見送りとなるパターンもあるようですので、気をつける必要があります。

落とし穴としては、「弊社を志望した理由を教えてください」という質問はほぼされない、ということです。
すなわち、転職理由から志望動機までを結びつけてかつ簡潔に答える必要があるということです。

ざっくりとした話の展開としては、
自分は◯◯のような仕事をしたいと考えているが、現在の会社ではできない。
貴社(※話し言葉では御社、ですが)であれば◯◯のような仕事ができるため、貴社を志望した。
のような展開となります。(※当然このままでは内容が薄すぎるのでNGですが。)

このとき、現在の会社でできないことは、自身の努力ではどうにもならないこと(=会社を変えなければできない)が理由であるのが良いです。現在の会社の位置付けや事業内容と照らし合わせて適切に話を組み立てる必要があります。

もう一点付け加えるならば、やりたいことというのは”自身を成長させたい”という内容の話であるのがベストです。
要は、成長意欲はあります。が、今の会社では環境上どうしても実現できないので、それが可能である貴社で働きたいんです。のようなシナリオであると印象が良いようです。

転職理由の書き方(話し方)について関心がある方も多いかと思いますので、別記事でまとめようと思います。

資格とか諸々

その他としては、資格を持っている方の場合はその話題となることもあるでしょう。
いずれにしても職務経歴書の内容か、面接での会話から派生して質問されることが多いです。

知人からよく聞かれることなので、せっかくですから資格について触れることにします。

聞かれる内容としては「資格を持っているが転職にプラスとなるか」です。
個人的な答えとしてはNOです。

当然、求人に「◯◯必須」や「◯◯取得者尚可」などという記載がある場合は持っている方が良いですし、
NOとは言いつつも、持っていた方が良いと思います。

NOと言った理由としては、「持っている」ことをアピールすることはさして意味のないことだ、と言いたいからです。
要するに「なぜ」その資格を取ったか(取ろうと思ったか)が重要なのです。
例えば、こういう仕事をするためにはこの力が必要だと思った。それを効率良く勉強できるのは◯◯資格の勉強であり、勉強したことの成果を確認するための手段として◯◯資格を受験した。とか。

よく、「手段の目的化」なんて言われますね。上記がまさしくそれだと思っています。
資格は何かを実現する手段であって、資格を取得することが目的となってはダメだと私は考えています。

何か質問ありますか

ここに関しては就職活動とさして変わりありませんね。笑

これ、必ず聞かれます。
なんでも聞いてくださいね。のスタンスで質問されますが、残業時間や給料のことなどを聞くのはタブーとされています。
質問を投げかけつつも、自身のアピールポイントを伝えられると尚良いです。
(非常に難しいですが、自身の強みを質問に絡めてアピールするということです。)

安直に例を出すと、
「私は入社後にこのような力を身につけるべく、◯◯資格の取得を目指したいと考えておりますが、貴社には資格取得をサポートする仕組みはあるのでしょうか。」
などです。
資格取得のサポートの話を聞きつつ、自身の目標や入社後積極的に勉強していく姿勢をアピールする、というような形です。
自然な形でできるとよいですね。

 

さて、今回は転職活動の選考フローについてご紹介してきました。
今後も転職活動に役立つ情報を発信してきますので、良かったら覗いてみてください。

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