夏休みの旅行のために仕事を頑張って、待ちに待った旅行当日。
なんとも運の悪いことに台風が直撃…!!
飛行機は大幅に遅れ、空港に着いた頃には移動手段がない!
こんなとき、航空会社に交通費を補償してもらえるかもしれません!
今回はそんなお話。
目次
悪天候で飛行機が遅延!到着後の移動手段がない!!
飛行機は天候の影響を受けやすい乗り物です。
台風などで風が強い時、視界が悪い時、雪で滑走路が閉鎖されてしまった時など、いろんなケースで影響を受けます。
あなたが夜間の便を予約していて、運悪く出発が遅れてしまった。
空港に到着した時には既に交通手段がない…。
こんなケースに出くわすこともあるかと思います。(出くわしたくはないですが…。)
地方空港など、その便の多くの乗客が中心駅などに移動することが見込まれる場合には
航空会社が臨時のチャーターバスなどを手配してくれることもあるかもしれません。
でも、それさえも無かったら。
そんなときあなたならどうしますか?
諦めて空港近くのホテルに宿泊しますか?
それともタクシーで帰宅しますか?
その選択が間違いとは言えませんが、行動に移す前にこの記事を読んでみてはいかがでしょうか!
予定通りならこんな出費なかったのに…
そうなんです、時間通りに飛行機が到着してくれれば、余計な宿泊や余計なタクシー代なんて払う必要なかったんですよね。その通りです。
でも相手は天候。確かに迷惑は被っているけれど、誰が悪い訳でもない。
そんな気持ちもわかります。というかその通りなんです。
でもそんなとき、余計にかかった交通費を航空会社が少しでも負担してくれたら…!
ありがたい話だと思いませんか?
余計にかかった交通費、航空会社は補償してくれる?
結論から言うと、補償してくれます!
何を隠そう私がその経験者です。
航空会社には飛行機の遅延によって乗客の到着が遅れ、その後の移動に支障が出る場合に補償してくれる制度が備わっています。
補償の金額は天候等の「やむを得ない事情」と「航空会社起因」とで変わるようですが、私の場合(天候不良による到着機遅れ起因)の場合は1人につき5,000円の補償が受けられました。
補償を受けるための手続き
補償を受けるためには、航空会社の係員から交通費請求書を受け取る必要があります。
この補償制度、私が確認した限りでは航空会社のHPに記載はされておりませんでした。
事実、航空会社側からこの制度の案内はなく、請求書はこちらから依頼しない限り受け取れないようでした。
ただ周りの流れに身を任せていると補償を受けられませんので、案内がないからと諦めずに聞いてみることが大切です。
申請にあたっての注意点がいくつかあります。
- 申請書の提出期限は1カ月以内
- 地上交通費の領収書(原本)と搭乗券/搭乗レシート(コピー可)を添付
- 空港から最終目的地(自宅等)までの間、公共交通機関がある場合はそちらを利用
- 公共交通機関を利用できない時間帯は一人あたり5,000円を上限に負担
申請書には搭乗者名、座席番号、利用した地上交通機関と利用区間、振込先、住所などを記入します。
同行者分も併せて申請する場合は、同行者の氏名と座席番号も記入します。
当然ですが、家族4人で旅行した場合には、合計20,000円を負担してもらえることになります。
仮に4人でタクシーで帰宅したとした場合、純粋に20,000円までの場所であれば自己負担なしで移動(帰宅)できることになる訳です。
知らないと絶対に損をします!
あとは申請書に必要書類を添付して郵送するだけ。
1ヶ月ほどで指定した口座に振り込まれます。
タクシー代だけでなく宿泊費にも充当可能!
さて、当の私はどうしたのかというお話。
自宅は羽田からは結構な距離にあります。
ありがたく5,000円負担してもらったとしても、タクシーの待ち行列に並び、長時間移動、そして差額は自己負担。
こうなるとタクシーで帰るのも億劫になります。
結局私は羽田空港近くのホテルを手配し、宿泊することにしました。
「さすがに宿泊は補償対象外だよね…」とは思いつつも、問い合わせてみることに。
結果、宿泊費への充当も可能とのことでした!
無論、上限額は変更ありません。
余談ですが、深夜0時にこれから宿泊できるホテルを探したものの見つからず。
結局アメックス プラチナコンシェルジュデスクにお願いしたのですが、その時の模様は以下記事から。
北海道旅行記の中にこの模様も記載しています。ご興味あれば。
気をつけたいこと
まず第一に、この補償制度ですが、少なくともHP等には見当たりませんでした。
ですので、公になっていない制度なのかもしれません。
私はありがたいことにこの制度を利用することができましたが、必ずしも皆さんが利用できるとは限りません。
係員に聞いてみて、そのような制度はないと言われればそれまでな訳です。
あくまで当時はこんな制度が利用できた、的なニュアンスで捉えてください。
また、本来は天候起因の遅延ですから、航空会社に補償する義理はありません。
依頼する際はあくまで「お願い」という形が理想ですね。
「補償しろ!」なんて言い方はスマートではないですからね。。
第二に、私がこの制度を受けたのは日本航空です。
おそらく全日本空輸(ANA)にも同様の制度はあると思われますが、根拠はありません。
また、LCCなどの航空会社ではこのような制度はないと考えるのが妥当だと思われます。
本記事全体を通して、あくまで「一経験として、このようなこともある」くらいのニュアンスで捉えていただきますようお願いいたします。
ご覧いただき、ありがとうございました!